廃棄物品目名 | 廃プラスチック |
処理方法 | PSペレット化 |
特徴 | 不純物を徹底選別することで高品質のPSペレットを生産し、国内大手メーカーで防音防火ボードとして製品化されています。 |
プラスチックのマテリアルリサイクルについて
分ければ資源
ゴミを減らすことが最も大事ですが、発生してしまった多種多様な廃棄物も、分別すれば資源となります。
マテリアル(素材)リサイクルの代表的な物は、金属スクラップや故紙などは古くから資源化されてきました。資源循環の仕組みが発達した現代においては、さらに多種多様な品目が有価物として扱われています。弊社は、プラスチックもスクラップや故紙同様に、有価で買い取ることが可能であり、プラスチック類だけでも数十種類の品目を扱っています。プラスチックの材質が確定できれば、買取金額を提示することができます。ただし、プラスチックは、複合的な材料が非常に多く、すでに混ざりものがあるプラスチックはマテリアルリサイクルが難しくなります(ガラス繊維が混入したFRP、難燃剤が入っているもの、熱硬化性のもの等)。
主要なプラスチック
名称 | リサイクル方法 | 原料から作られる主な商品 |
ポリエチレン(PE) | マテリアル、サーマル | 食品容器、包装用フィルム(包材)、買い物袋、ポリタンク、通箱 |
ポリプロピレン(PP) | マテリアル、サーマル | 薬品容器、結束バンド、通箱 |
ポリスチレン(PS) | マテリアル、サーマル | 家電製品(TV等の筐体)、食品用トレイ、発泡スチロール、DVDケース |
ポリエチレンテレフタレート(PET) | マテリアル、サーマル | PETボトル(清涼飲料、酒類の容器)、フィルム、衣料用繊維 |
ポリカーボネート(PC) | マテリアル、サーマル | AV機器・携帯電話・コピー機等の筐体 |
アクリルブタジエンスチレン(ABS) | マテリアル、サーマル | 自動車部品、家具、テレビ筐体 |
ナイロン | マテリアル、サーマル | 合成繊維 |
アクリル | マテリアル、サーマル | レンズ |
塩化ビニール | マテリアル | 配管、透明パッケージ |
ポリウレタン | リサイクルに不向き | 自動車のシート、クッション材、断熱パネル、防水材 |
プラスチックのマテリアルリサイクルをする為の注意点
数量の問題
スクラップや故紙の場合と違い、プラスチックは前述のように種類が豊富です。弊社から出荷する際も圧縮減容やフレーク化の処理を行うのですが、一種類のプラスチックのみを、ラインに乗せて加工することとなります。出荷には一種類について最低300kg程度(1フレコン程度)の量が必要となります。少量の受入には、対応致しかねます。
収集運搬の問題
引取りに伺う場合は、収集運搬費との相殺となるため、全てが有償になるとは限りません。100kgのプラスチックに10円/kgの値段が付いたとしても、1,000円にしかなりません。回収ルートに乗せることができれば別ですが、これでは収集運搬費が賄いきれず、収集運搬費が別途発生することとなります。